むらくもカップ　朱

むらくもカップ— 和ろうそくの煤が描く、唯一無二の揺らめき —

叢雲塗とは、上塗りを施し、やや乾き始めた漆の表面に和ろうそくの煤（すす）をふわりと当て、まるで黒雲のような模様を描き出す、山中漆器ならではの変わり塗の一技法です。
その名のとおり、むらくも（叢雲）のように揺らめく表情は、同じものが二つとない一期一会の美しさを宿しています。

飲み物用のカップとしてはもちろん、デザートカップやそば猪口などにもお使いいただけます。
木地の産地・山中で挽かれた器に、高い技術を誇る山中漆器の刷毛塗りで丁寧に仕上げられており、手触り・口当たりの良さも特長です。

叢雲塗は、「変わり塗」と呼ばれる装飾技法の一つで、漆の性質を活かしながら、色彩の濃淡や表面の凹凸、さらには鮫肌風の質感など、多彩な表現を可能にします。
その芸術性は高く評価され、2019年度 全国伝統的工芸品公募展において内閣総理大臣賞を受賞いたしました。

サイズ（容量）：

• Lサイズ：φ8.0 × H8.1cm（270ml）

• Mサイズ：φ7.5 × H7.6cm（200ml）

• Sサイズ：φ6.9 × H7.0cm（180ml）

素材：

欅（けやき）、漆

包装：

化粧箱入り